2020年6月に、ある研究所から興味深い調査結果が発表されました。
それは、ウイズコロナというニューノーマルな生活を営むわたしたちにとって、
どんな住まいづくりが必要かということを調査したものです。
そこで、「いま、知っておきたい、住まいづくりのポイント」をクレバリーホームなりにまとめてみました!
在宅勤務での3大お困りごととは
新型コロナウィルスの感染拡大により、在宅勤務を行う方が急増しました。
また、緊急事態宣言が解除された今もなお、依然として、在宅勤務を認めている会社が多いようです。
働き方改革による従業員の満足度アップや、通勤費用や光熱費の削減といった効果もあり、今後、在宅勤務をはじめとしたリモートワークは常態化する可能性が高いです。
一方で、在宅勤務を経験した方からは、さまざまな悩みが出ています。
以下は、2020年6月に実施された全国、20歳から69歳の男女824名に行ったアンケートによる調査結果です。
ご覧の通り、在宅勤務の困りごとトップ3は、ほぼ横並び状態です。
1位の「仕事に適した部屋がない」と3位の「仕事に適した家具・設備がない」はそれぞれ、28.4%、26.3%と、わずか2.1%の差しかありません。
在宅勤務を行った場所に「リビング」を選んでいた方が圧倒的に多かったことが、背景にあるのでしょう。
また、リビングでの在宅勤務はは、5位に上がっている「家族からの話しかけ」も起こりやすく、結果としてそれが悩みやストレスにつながったのではないでしょうか。
書斎があっても快適ではない?
一方で、注目すべきは、書斎で在宅ワークをやったという方も多かったこと。
書斎があるのなら、不満はなさそうだと思いますよね。
しかし、書斎で在宅ワークをしたという方のうち31.9%の方が「運動不足や座りっぱなしによる身体疲労」を悩みにあげていたのです。
つまり、書斎があっても、快適ではなかったということです。
また、「連続して同じ場所で仕事をするため疲れる、集中力が途切れる」と選んだ方が28.3%もいたのも、書斎だけでは不十分であることが分かります。
書斎など専用の部屋がなく、リビングで在宅勤務した人だけが不満があると思われていましたが、今回のアンケート結果を見ると、そうではないことが分かります。
状況に応じて場所を変えるのが一番!
さきほどアンケート結果から分かったことは、在宅勤務には少なくとも2つの場所が必要であるということです。
つまり、
・集中したいとき
・Web会議や電話などを行うとき
↓
書斎で仕事
・それほど集中力を伴わない、リラックス状態のとき
・アイデアを出すことが必要なとき
・リフレッシュしたいとき
↓
リビングでお仕事
この使い分けこそが、快適に在宅勤務を行う鍵といえるわけです。
リビングデスクは在宅勤務でなくてもマストアイテム!
「リビングにデスク?在宅ワークのためにだけにもったいない!」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、リビング脇にデスクを置く方は確実に増えているのです。
たとえば、お子さまがいる方は、リビング学習に使用しています。
決まった机があることで、宿題や勉強の習慣づけができるからです。
ダイニングやリビングテーブルだと片付けの手間もありますし、教材をしまっておくスペースもありません。
また、昼間、ママが調べ物をしたり、裁縫したりするなど、ちょっとした作業をするのにも便利です。
わたしたちの施工例でも、すでに子育てを終えられたご夫婦以外は、みなさん、設置されています。
書斎は収納のある、2畳書斎を
一方、書斎を作られる場合、どのくらいのスペースがあれば良いのか疑問ですよね。
今回のアンケートでは、4畳半程度と答えた方が多かったのですが、土地や資金に余裕
がないと、なかなか4畳半を書斎にさくことは難しいことと思います。
そこで、提案するのが、2畳の書斎です。
ただし、収納を配置して、必要な書類や書籍、資料などをしまえるようにします。
また、安定した通信を確保するために、マルチメディアコンセントを配置する、
リラックスできるようスピーカーを埋め込むなどすれば、お気に入りの空間となることでしょう。
なお、デスクの奥行は、パソコンが置けるよう、45cm幅がおすすめ。
横幅は、90cmよりは、120cm程度あったほうが、書籍や資料などを置くことができて、
使い勝手がぐっと高まります。
スマホやパソコンなどのデバイスの充電のため、コンセントの位置や数もチェックしておきましょう。
ちなみにクレバリーホームでは、「MONOプレイス」という造り付けデスクや収納システムを用意しているので、自分にあったものを選んでいただければOKです。
書斎に関してもっと知りたい方は、下記の関連記事もぜひごらんください。
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