家族を守る技術力
クレバリーホームでは、地震などの災害に強い住まいづくりを日々研究しています。
耐震性
クレバリーホームでは、プレミアム・ハイブリッド構法をはじめとした数々のテクノジーで、災害にも安心・安全な住まいづくりを実現しています。
プレミアム・ハイブリッド構法
2つの構造を組み合わせることにより、建物にかかるエネルギーをバランスよく受け止め、地震などの災害に極めて強い木造住宅を実現しました。

プレミアム・ハイブリッド構法
SPG(ストロング・ポスト・グリッド)構造
通常の2.3倍の通し柱をグリッド毎に配置し、1階と2階とを強固に一体化
モノコック構造
6面体で力を吸収し、
激しい揺れに抵抗
※通し柱の本数は、プランにより2倍未満となる場合がございます

構造計算や各種検証試験の結果から導き出された、信頼性の高い構造ルールに基づき設計を行います。
木造工法ならではの、お客様の要望にきめ細かく応える自由設計でありながら、高い耐震性を両立させた住まいです。
一般的な在来工法では、1階と2階をつなぐ通し柱がおよそ4本程度であるのに対し、
クレバリーホームのSPG構造では、通常の2~3倍の通し柱をグリッド毎に配置します。


一般的な在来工法 SPG構造


クレバリーホームでは、一邸一邸、独自の構造計算を行っています。
必要強度をグリッド単位で確保することで、安定した強度の構造躯体を実現しています。お客さまの要望に応える自由設計でありながら、高い耐震性を両立させています。

床・壁・天井の6面すべてを構造用耐力面材で構成するモノコック構造では、建物のねじれを防ぎ激しい揺れに抵抗します。


モノコック構造は、床・壁・天井の6面すべてを構造用耐力面材で構成し一体化させた構造です。激しい揺れにも建物全体が一体となることで、地震や台風などの外力を建物全体でしっかりと受け止め、吸収し、抵抗力を高めます。
一般的な在来工法 モノコック構造
一般的な在来工法では、外力の加わり方によって建物がねじれやすいのに対し、モノコック構造では面体すべてで外力に耐えるので、横からの力に対する抵抗力が向上します。

--耐力壁の強さを表す「壁倍率」について--
壁倍率は数字が大きいほど強いとされています。
クレバリーホームは強度の高い構造用耐力壁を採用し、最大壁倍率は最高レベルの4.9~5.0倍を実現しています。
※上限値は5.0。
接合強度を高める、高精度HSS金物

地震や台風などの万が一の災害にも強い
「高精度HSS金物」
実は、住まいのなかで最も外力が集中する場所が接合部です。一般的な接合部は、施工者の熟練度により精度が左右されるなど、強度にバラツキが生じる場合も。クレバリーホームは、この接合強度を高めるため優れた接合金物「高精度HSS金物」を採用しています。
断面欠損を抑え、一般的な在来工法の1.5~3倍の整合強度を実現
接合部のなかでとくに重要な柱と梁の接合部には金物の奥行きを従来の約1/2にコンパクト化したHSS金物を使用しています。これにより柱、梁の欠損量を最小限に抑え、接合部の強度を高めています。


優れた接合強度を保つ高い塗装技術
柱と梁の接合部に使用しているHSS金物は、カチオン電着塗装をはじめとした何重もの塗装処理により防錆性をアップさせています。

HSS金物はSマーク認定を取得
クレバリーホームが採用しているHSS金物は、(公財)日本住宅・木材技術センターによるSマーク認定を取得しています。HSS金物は公的機関にも認められた、信頼の品質です。
※Sマークとは、用途に応じて必要とされる品質・性能を有することを確認し、その性能値を認定すると同時に、その製品の生産・供給体制に係る認定を行う制度です

塩害地域にも対応した優れた防錆性を誇るカチオン電着塗装
HSS金物には、自動車の塗装にも使用されているカチオン電着塗装を行っています。このカチオン電着塗装により、防錆性を高め、沿岸部など海水や潮風の影響で錆が発生しやすい地域でも、そのまま使用することができます。

随所に配した金物でより強固な住まいを実現
クレバリーホームでは、構造体の随所に様々な金物を使用することで住まいの強度を高めています。たとえば、躯体と屋根を接合する部分には台風や竜巻などの強風時に屋根にかかる吹き上げの力にも耐える、「ハリケーンタイ」と呼ばれるあおり止め金物を採用。その他、地震などで発生する水平力への抵抗力を高める「火打ち金物」や、土台の断面欠損を最小限に抑える「マークアンカーボルト」、土台を支える束には通常の約1.2倍の強度をもつ「鋼製束」を採用しています。
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高い強度を誇るエンジニアリングウッド
高い強度と安定した品質を実現した構造用集成材
「エンジニアリングウッド」
木材は軽くて強いという特徴がある一方で、節や割れによって強度が安定しないという欠点があります。クレバリーホームでは、主要構造材にエンジニアリングウッドと呼ばれる構造用集成材を採用。製材方法にもこだわり、高い強度と安定した品質を実現しています。
また、その素材には一般的な構造材に比べ粘りがあり高強度な欧州アカマツを採用しています。
さらに、欧州アカマツの中でも原産地を気温の低い北欧に限定し、木質繊維の密度が高く、高強度な木材のみを厳選して使用しています。

確かな品質を保証するトレーサビリティ
クレバリーホームのエンジニアリングウッドは強度や含水率、生産工程まで徹底して管理。特別な資格を持つ技術者が様々な検査をして合格したものが、高強度なエンジニアリングウッドとして製品化されます。また、1本1本にロッドナンバーが貼られており、伐採から出荷まで全工程を確認できるトレーサビリティで確かな品質を保証しています。







耐火・防火性
火災が起きたとき、いかに被害を最小限に食い止められるかが、そこに住まう方の命を守る決め手となります。
クレバリーホームは、防火・耐火性に優れた多層の外壁構造と、建物内部の空気の流れを遮断するファイヤーストップ構造など、ご家族の命を守るさまざまな技術と工夫を採用しています。
火災の発生から20分が決め手
令和2年版の消防白書によると、火災が覚知・通報されてから実際に消火活動が始まるまでの時間は約93%が20分以内となっています。つまり、この20分が火災による被害を大きくするか、それとも大過なく済むかの決め手です。隣家での火災や内部からの出火の場合も、この20分間、火災による被害を抑えることができれば鎮火の可能性が 高くなります。

※令和2年版 消防白書を参考にし作成
クレバリーホームの火災に対する技術と工夫とは
火災に強い木材
木は表面が炭化すると内部への酸素供給が抑えられ燃えにくくなる特性があり、万が一の火災時にも長時間強度を維持できます。クレバリーホームでは、このような理由から耐火性に優れた「木」を構造材に用いています。


防火仕様のタイルベース
クレバリーホームの外壁は、タイル下地材に防火仕様の窯業系 タイルベースを採用。表面が800°Cの高温に20分さらされても、内壁側は手でさわれる程度の温度にしかなりません。また、万一外壁が破損しても多層の外壁構造により、類焼被害を最小限に食い止めます。

ファイヤーストップ構造
クレバリーホームの外壁は、タイル下地材に防火仕様の窯業系タイルベースを採用。表面が800°Cの高温に20分さらされても、内壁側は手でさわれる程度の温度にしかなりません。また、万一外壁が破損しても多層の外壁構造により、類焼被害を最小限に食い止めます。


石膏ボードは、火熱に接すると熱分解を起こして水蒸気として放出される「結晶水」が重量の約21%を占めます。910×1820×12.5mmの石膏ボードから結晶水を取り出すと約3kgにもなります。


①床梁と床構造用合板が密着した構造で、炎の広 がりをブロック。
②壁体と床構造用合板をかみ合わせ、壁内部への炎の侵入を防止。
耐久性

クレバリーホームでは、建物全体で均一に換気を行う全周換気技術により建物内の湿気を排除します。
これにより、壁体内結露による断熱材の性能低下や内部のカビやダニの発生、腐れを防ぎます。
全周換気技術
1:内部結露を防ぐ外壁通期工法
外壁は通気層を設けた二重構造とし、暖まると上昇する空気の性質を利用し換気を行う「外壁通気工法」を採用。壁と壁の間を通る空気が上昇する際に、壁体内にこもる湿気を外へ排出する仕組みです。さらに、軒天からの通気と小屋裏に棟換気を設けることで、壁体内から上がった湿気をスムーズに排出し、建物の内部結露を防ぎます。

軒天からの通気と小屋根裏に棟換気を設けることで、壁体内に侵入した湿気を排出するとともに、小屋根裏にこもりがちな熱気を合わせて逃します。

2:基礎全周で床下の通気性を確保
基礎高を住宅金融支援機構の【フラット35】適合基準400mmを上回る430mmを確保することにより、地中からの湿気を防ぎます。さらに、全周でムラなく換気ができるキソパッキング工法を採用。従来の換気口方式に比べ約1.35倍の換気能力を達成しています。

■ 換気方法の違いによる床下換気イメージ

一般的な床下換気イメージ
空気の流れにムラがあり、湿気がこもりやすい。

キソパッキング工法による換気イメージ
全周でムラなく換気できるため、床下全体の湿度が安定。
3:万全の湿気対策をとった床下構造
クレバリーホームの採用する鋼製束は、湿気の影響を受けることなく腐朽菌や白蟻にも侵されない優れた耐久性を誇ります。また、床下には湿気に強く耐久性の高い部材を採用することで、いつまでも強度と断熱性の高い床下構造を実現しています。


~湿気対策で住まいの寿命を延ばす~
腐朽菌が活性化する4要素
木造建築物の寿命を縮める原因となる腐朽菌の活性化条件は、水分・温度・酸素・養分の4つの要素が揃うこと。そこで注目したのが、適切な湿気対策を行うことで水分(湿気)を管理することでした。適正な湿度(含水率20%以下)に維持管理することで、長期にわたって木材の腐れや劣化を防ぎ、住まいを建てたときの性能をずっと永く維持することができます。
水分
大気湿度85%以上
木材含水率25%以上
湿度
3~45℃
※特に30℃前後を好む
酸素
養分
木材の主成分である
セルロース、リグニン等
水分を
コントロール
すれば
木は腐らない

クレバリーホームでは、建物全体で均一に換気を行う全周換気技術により建物内の湿気を排除します。
これにより、壁体内結露による断熱材の性能低下や内部のカビやダニの発生、腐れを防ぎます。
1:土台や通し柱に品質を保証するAQ認証材を使用
クレバリーホームでは、特に耐久性が問われる構造材に最新の防腐・防蟻処理を施した『優良木質建材認定のAQ認証2種』取得製品を使用しています。これにより、腐朽菌やシロアリの繁殖を防ぎ、長い間安心して暮らしていただけます。
-AQ 認証とは-
(公財)日本住宅・木材技術センターが、木質建材の品質性能などを客観的に評価し、優良な製品を認証するものです。構造材のAQ認証2種は、防腐・防蟻処理の性能と品質の安定性が認められたもので、JASの保存処理性能区分K3に相当。住宅性能表示「劣化の軽減」の最高等級3(大規模補修を必要とする期間が3世代にわたる耐久性)に対応できます。

2:乾式加圧注入方式で防腐・防蟻性能を長期間維持
従来の防腐・防蟻処理は低コストで大量に処理できる反面、薬剤の効果が低下しやすく、処理後の再乾燥による寸法変化などの問題がありました。そこでクレバリーホームでは、最新の乾式加圧注入方式を採用。優れた薬剤、優れた処理方法で長期間にわたり安定した防腐・防蟻効果と高い施工精度を実現しています



従来の防腐・防蟻処理
湿式加圧注入のため表層から10mm程度しか薬剤が浸 透していないベイツガ注入土台。
クレバリーホーム
乾式加圧注入により防腐・防蟻剤が内部まで浸透した構造用集成材。
※実験のため薬剤を着色しています。
3:高い耐久性を誇る構造体
腐りにくさという点では、ベイツガやヒノキが代表的な木材として挙げられます。しかし油溶性薬剤を加圧して木材内部まで浸透させる最新の乾式加圧注入方式を採用しているクレバリーホームの構造材は、それらの木材と比べても高い防腐効果を実現し、住まいの強度をいつまでも維持することができます。
木材の耐久試験 ※各試験体を5年屋外に設置した際の耐久性を比較

ベイツガ無処理

クレバリーホーム
乾式加圧注入処理を行ったクレバリーホームの構造材は腐れの症状は見受けられませんでした。